2011年11月5日土曜日

ダブル・バインドの言語パターン(その6)



Why is a raven like a writing-desk?」(大からすが机に似ているのはなぜだ?

不思議な国のアリス


今日は、昨日に引き続き「ダブル・バインドの言語パターン(その6)」と題して具体的には The Non Sequitur Double Bind のパターンについて少し書いておきましょう。

ユーモアと混乱

ベイトソン曰く、相手とのコミュニュケーションにおいて論理階型を取り違えることは誤解の原因にもなるが、ユーモアの源泉にもなるというのがあります。

それで、The Non Sequitur Double Bind というのは、ある意味、論理的にはまったく意味不明の二択を使ったダブル・バインドの言語パターンですが、

 相手とラポールが構築されていることを前提にすれば、この言語パターンによって、相手が混乱を起こす、あるいは、この非論理的な物言いの中に何か深い意味があるに違いないと考えると


その非論理的な意図や理由を自分の経験の内側の中から探るTransderivational search が起こるということになってきます。

この言語パターンについて一例を示しておくと

Would you like to go to bed at 8:30 or exactly at 8:45?"

"Do you wish to take a bath  before going to bedor would you rather be careful about not putting your pajamas backwards in the bathroom?

のように活用することになります。[1]

 もちろん、上の言語パターンの「 8:30に就寝したいですか、それとも 8:45きっかりに就寝したいですか?」ということにはあまり意味がなく、どうしてその区別をつける意味があるのだろうか?と 意図や意味について考え始めることが重要だというわけです。

 また、「就寝する前にお風呂に入りたいですか、それとも、お風呂の中でパジャマを反対向きに着たいですか?」 のように、全体で見ると、非常にナンセンスな二択になっているわけで、繰り返しになりますが、これに何の意味があるのだろうか? と考え始めることが重要だというわけです。

 もちろん、ここでラポールが不足していると、この言語パターンが意図している効果は無くなるということは言うまでもありません。

文献
[1] http://www.amazon.co.jp/dp/1904424910

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