2011年11月8日火曜日

音楽における4つの要素



スタジオで「The Man I Love」をリハーサルしていたところ、モンクが急に外へ出て行った。それで、ヤツを抜いて練習したら、非常にしっくりいったんだ。だから戻ってきたときに、オレのバックではピアノを弾かないようにって言ってやった。ヤツのピアノはホーン楽器、特にトランペットと相性が悪い。サウンド的に交わらないっていうのかな。オレとはシンコペーションの感覚が違うから、バックでコードを弾かれると、スペースが埋められてしまったり、タイミングが狂ってしまうことがある。ただし、モンクのピアノはある面で最高だ。あんなに独特なフレージングと間のとり方ができるヤツはいない。だからレコーディングにヤツを呼んだんだ」
-マイルス・デイヴィス


今日は、「音楽における4つの要素」と題して、少し書いておきましょう。

音楽の4つの要素とは?

音楽は何かを説明する時のメタファーとして活用すると非常に便利な場合が多いのですが、そもそも音楽って何?と考えると非常に面白いことが分かってきます。

それで、実際には分けられない音楽をあえて要素還元的に説明すると、1)メロディー 2) ハーモニー 3)リズムというふうに分けて考えることができます。

もちろん、個人的にはこの三要素だけだと何か足りないなぁ、と考えてしまうのですが、以下のリンクを参照すると、上の3つの要素に加えて、4) ダイナミクス、つまり時間の流れに沿って織り成す動的関係性という要素を加えることで音楽が成立するということが書かれていて、個人的には非常に納得だというわけです。

 
繰り返しになりますが、音楽は、1) メロディー、2) ハーモニー、3)リズム、4)ダイナミクスの4つの要素の相互作用から成り立つ、というわけです。
 
 それで音楽を聞く時、ドラマーが趣味の人だったらリズムに焦点を当ててきいているとか、ヴォーカルの人だったらメロディーに焦点を当てて聞いているとか、ピアノの人だったらハーモニー、つまり和音のヴォイシングに焦点を当てて聞いているなどと少し偏った聴き方ができるのだろうなと思いますが、上で出てきた4番目のダイナミクスの視点で聴いてみると、全体的にリズムが強いなとか、間のとり方が悪くてどうもグルーヴ感が足りないなぁ、という具合に色々な聴き方が楽しめるように思ってきます。

 もっとも、音楽の面白いところは、一次的にメロディー、リズム、ハーモニー、ダイナミズムのどれかを意識することはあっても、リラックスして音楽を楽しんでいると、どこに焦点を当てるでもなく、意識にのぼっていないノリの部分を含めた全体を直接経験し、時に理屈抜きに心を揺さぶられるように感じるところは、とても興味深いなと考えているわけです。 

 余談ですが、YoutubeにあるUCTelevision にアップされていた認知科学、脳神経科学から、脳がどのようなプロセスで音楽に反応しているか?が説明されている「Music and the Mind」というのが面白いです。



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