2013年12月14日土曜日

ミルトン・エリクソンの系譜:マインドフルネスと生成的トランス



 マインドフルネスな状態になれば、

 あなたの心にミルトン・エリクソンがやってくる・・・・・・

 ひとり言



マインドフルネスと生成的トランス

 諸説ありますが、ものの本によれば紀元538年に日本に仏教が伝来したということが伝えられています。

 それで、2010年に米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催された「ブリーフセラピー・カンファレンス」で発表されたスティーブン・ギリガン博士のプレゼンテーション資料『Mindfulness and Trance:A Third Generation Approach to Transformational Change(マインドフルネスとトランス:変容的変化への第三世代アプローチ)』[1]を読んでいた時に「日本へ仏教が伝来したのはいつだったかな?」とふ考えが浮かんできたわけです。



 この資料を読むと、心理療法家のミルトン・エリクソンの技法を認知科学+仏教の知見で発展させたような形式になっていることが分かります。それで、これが日本にやってくるとエリクソンの技法と認知科学で実証された宗派の仏教逆輸入のようなことになるなぁと、個人的な妄想にふけっていたわけです。

 この資料に全体を示した以下のような記述があります。


1.     セラピーはクライアントが脳/マインド/振舞いのパターンを再構成するように支援するプロセスである。
2.     生成的トランス(Generative Trance)はこのゴールを達成するための素晴らしい媒体である。
3.     生成的トランスは創造的バージョンの意識と無意識の対話である。
4.     この対話で、認知的(意識の)マインドは、マインドフルネスのモードで動き始める。
5.     自己セラピーで、マインドフルネスの状態になると誰もが『自分のためのミルトン・エリクソンになれる』ことが許される」


 マインドフルネスの状態をコトバで説明するのは非常に難しいのですが、実際にこの状態を経験するには、独特の意識の使い方が必要となります。

 これには、内部対話を止め、合氣道のようなセンタリングを行い、宮本武蔵のように「遠くを近く、近くを遠くみる」ソフトアイのモードで物事を眺め、観阿弥・世阿弥親子の「離見の見」でメタ認知を試みるような感じでマインドが動作しており、かつ身体が活動しているというような格好になっています。



 もちろん、このようなマインドフルネスの状態の何かよいのか?という疑問が沸き起こるわけですが、この心身状態になることで、過去に身に付けた思考や行動のパターンを未来へ向けて変えていくことができるようになる、あるいは、過去にとらわれず身の回りの出来事や状況を即時学習することができるようになる、というわけです。

 そう考えるとマインドフルネスというのは日本人にとっては、別に真新しいものではなく、終わることなく進化している心-体ー場が綜合された武道の達人の境地、あるいは能の達人の境地だともわかってくるわけです。逆にいうとロジカル・シンキングのように推論や思考のところだけに意識を集中し過ぎると今更ながらデカルトの二元論の世界へ逆戻りするので注意しなければいけません。

 こういったことを考えながらこの資料を読むと、とても深淵な世界に足を踏み込んでしまったことが分かってくるわけです・・・・・・もっとも認知的マインドで理解できることと、無意識に出来ることの差を埋めるために日々練習しないといけないのでしょうけれども・・・・・

※読みやすくするために、文字の大きさを11ポイントから13.5ポイントにしてみました。
 

文献

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