2014年3月13日木曜日

ミルトン・エリクソンの技法(その18)



 「反対の反対は賛成なのだ」(天才バカボン)というのがあったなぁ(笑)。



(8)否定形の利用

 心理療法家のミルトン・H・エリクソンの技法について書かれている少し素性の分からない Web PDFを読んでいたのですが[1]案外、これがよく出来ているように思います。で書かれている内容は以下の項目で、

  1. トゥルーイズム
  2. 時間利用のトゥルーイズム
  3. Not Knowing / Not Doing 無知の知、無為の為
  4. オープン・エンドの暗示
  5. 全ての反応の可能性をカバーする
  6. 複合的暗示
  7. Yes セット
  8. 否定形の利用
  9. 質問の利用

 元ネタは、以下のリンクで書いた著作ですが、


言語パターンとしての、「否定形の利用 」について読んでみましょう。





When presented with a series of suggestions some patients will begin to build up a resistance to those suggestions (Erickson and Rossi 1976). They may feel imposed upon and wish to maintain an element of control (a state psychologist refer to as 'reactive inhibition').

一連の暗示がセラピストによって示された時、いくらかのクライアントはこの暗示に抵抗を示し始めるかもしれない。(エリクソン、ロッシ「Hypnotic Realities , 1976) 彼らは、(状態心理学者が「反応性inhabition」と呼ぶ)自分でコントロールしているということを維持したいと感じることがあります。

Erickson believed that the expression of a linguistic 'negative' by the therapist would discharge this build up of resistance (Battion and South 2005).

エリクソンは、セラピストによって語れる言語的な「否定文」を伴う表現が、クライアントの抵抗を無力化する、と信じていた。(バッティーノ、サウス 「Ericksonian Approaches 2005).

A research project by Donaldson (1959) has shown that it is 30% more difficult to comprehend a sentence containing a linguistic negative (e.g.the word 'not') than it is to comprehend a positive sentence (in order to negate something you must first affirm). In effect , the patient needs to accept the suggestion before they can negate it.

ドナルドソン(1959)が行ったリサーチプロジェクトは、言語的な否定文(例「~ではない」)を含む文は肯定文に比べると30%以上理解が困難だと結果を示している。(否定するには最初に肯定しなければならない)。結果、クライアントはそれを否定し得る前にそれを受け入れる必要が生じる。


つづく

(参考)



文献

[1]http://hypno-sence.webs.com/Practitioner%20course%20204/The%20Use%20of%20Language%20in%20Indirect%20Hypnosis.pdf

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