2014年3月14日金曜日

ミルトン・エリクソンの技法(その19)



 ミルトン・エリクソンの言語パターンって否定形をうまく使っているなぁと思いますねぇ。そう考えると、般若心経じゃないけれど、否定が「無」で、メタ・メッセージが「空」のありがたいお経みたいなものなのでしょうねぇ(笑)。



(8)否定形の利用 その2

 心理療法家のミルトン・H・エリクソンの技法について書かれている少し素性の分からない Web PDFを読んでいたのですが[1]案外、これがよく出来ているように思います。で書かれている内容は以下の項目で、

  1. トゥルーイズム
  2. 時間利用のトゥルーイズム
  3. Not Knowing / Not Doing 無知の知、無為の為
  4. オープン・エンドの暗示
  5. 全ての反応の可能性をカバーする
  6. 複合的暗示
  7. Yes セット
  8. 否定形の利用
  9. 質問の利用

 元ネタは、以下のリンクで書いた著作ですが、


言語パターンとしての、「否定形の利用」について読んでみましょう。

まずは、「付加疑問文」。で、一般的には日本語訳は「~でしたっけ?」となります。但し、ここでは、選択肢として1)それを行う場合、2)行わない場合の2つの場合を包含する話法として訳しています。また、エリクソニアンのお約束としては、否定形は一旦それを肯定した後に言語表象で否定される。つまり、無意識には肯定され、意識で否定されているという構図になっていました。

And you will , will you not ?
それで、(自分の意思で)やりますか?、やりませんか?

You do , don't you ? (do you not?)”
やるの?やらないの?

You can't (can not ) do it , can you ?
できる?できない?

Why not let that happen ?
なぜそれを起こせるように仕向けないのでしょうか?

You can try , can't you ? (can you not?)”
試すことができる?できない?

And you really don't know how you will change, do you?
そして、あなたがどのように変化するのか本当に知りませんか?

You won't do it until your unconscious mind is ready , will you ?
あなたの無意識の準備が整うまであなたはやりませんよねぇ?

Negation can also be introduced into confusion techniques:

また、否定的は混乱技法の導入となる:

・”Would you not wish to forget to remember , or remember to forget?”
あなたは、覚えるために忘れたくないですか?あるいは忘れるため覚えておきたくないですか?

・” And you can remember to forget , can you not?”
そして、あなたは忘れるために覚えておくことができます、それとも違いますか?

・” Learning to unlearn can be useful , can it not?”

学習したことを手放すということを学習することは役に立つことができますか?できませんか?


つづく

(参考)



文献

[1]http://hypno-sence.webs.com/Practitioner%20course%20204/The%20Use%20of%20Language%20in%20Indirect%20Hypnosis.pdf


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