2017年1月19日木曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 19日目


                                                                                                                             
 読む時間のパターンを変えてみるのも面白い。

 <ひとりごと>



混乱とリハーサル

  備忘録として書いておく。


 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1]を読んでいる。読み方のルールはここ。それで、19日目の進捗などを書いておきたい。

   今日は、「Deep Hypnosis and Its induction」というタイトルで1952年に Experimental Hypnosis に投稿された論文の続き。

《 腕浮遊トランス誘導のつづき》

 このあたりは観念運動[2]を使ったトランス誘導ということになる。このあたりは 上位概念の ideodynamic あたりでギリガンの著作に詳しく書いてあった記憶があるが、今日は時間がないのでメモ程度にとどめておく。

 ここでは、エリクソン腕浮遊のトランスについて書かれている。腕浮遊については、このあたりで書いたが、エリクソンがスタンフォードのヒルガードの研究室を訪れた時にルースという名前のヒルガードの秘書を被験者に「腕浮遊」と「リバース・セット」のデモがフィルムに収めされている。もちろんこの目的は何か?ということになるがこの論文が結論を急いでいないとか、外堀が埋めてようとしているとかの理由があるのかもしれないが、観念運動を上手く活用することで経験の自由度が増す、というようなことが示唆されている程度となる。

《混乱技法》

 混乱とは何か?を考えると、結局人の情報書処理が間に合わなくなったり、矛盾があったりして立ち止まった状態ということになるだろう。[3] それで、エリクソンは敢えてクライアントの混乱を誘発しているような側面があるが、この理由の一つはこの矛盾を解消したり混乱を収束させる示唆を受け入れやすいという側面があるようだ。ある意味、混乱を起こすことで混乱を収束することがゴールになるという具合だ。

 例として、時系列の出来事について時間感覚の記憶を混乱させるような例が示されている。

《リハーサル技法》

   催眠は睡眠の誤解を逆手に取った技法。Sleep という言葉を活用し、クライアントを深いリラックスしたトランスに導く。いつもの夢見を何回も何回も繰り返すことで、無意識の対立が解消されるとしている。 Google で、Rehearsal Technique で検索すると面白い記事が見つかる。
 


1月19日の進捗、152ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 5.7%) 

Volume 1  : The Nature of Hypnosis and Suggestion

Deep Hypnosis and Its Induction
Milton H. EricksonReprinted with permission from Experimental Hypnosis, Leslie M. LeCron (editor). New York, Macmillan, 1952, pp. 70-114. Copyright 1952 by Leslie M. LeCron.



(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html
[2]https://en.wikipedia.org/wiki/Ideomotor_phenomenon
[3]http://ori-japan.blogspot.jp/2012/04/blog-post_13.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com
https://www.facebook.com/Okirakusoken-236949276723679

――

0 件のコメント:

コメントを投稿