2017年1月23日月曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 23日目


                                                                                                                             
 よい出来事も悪い出来事も変化するきっかけにはなる。

 <ひとりごと>



利用アプローチ(つづき)

  備忘録として書いておく。


 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1]を読んでいる。読み方のルールはここ。それで、23日目の進捗などを書いておきたい。

 昨日の続きの、「Further Clinical Techniques of Hypnosis: Utilization Techniques」から。

 8つ目の事例。20歳の心理学を専攻する女性X。被験者としても催眠のオペレーターとしても実験に参加しているが、自分自身はどうしてもトランス状態に入ることができない。そこで、最後の手段として友人A、Bとエリクソンのもとを訪れる。エリクソンはA、Bがトランスに入っているところをXに観察させ、いくかの質問をする。結果、トランス状態の本質を理解し、その後トランス状態に入れるようになる。要はモデリング。

 9つ目の事例。25歳の男性の話。自分は催眠にはかからないと宣言。1回目のセッションでエリクソンは1時間ほどかけてトランス状態に導くが、その様子をすべて記憶しており完全に無駄な時間を過ごした、次の約束がある、と怒って帰ってしまう。ところがその日、家に帰って車に乗っていることに気づくとその約束で人と合ったのかすっぽかしたのか?記憶がとんでしまっていることに気づく。エリクソン2回目のセッションでその約束は守ったことを思いだす。で、エリクソンは男性のクレームをユーティライゼーションしましたね、という話。

 10こ目の事例。エリクソンの講義とデモを邪魔する生徒の話。エリクソンはこの言動を利用した。


 11こ目の事例。これは『ミルトン・エリクソン心理療法<レジリエンスを育てる>』に載っていた息子のアランが瓶で大怪我をする話。怪我をしてパニクっているのをユーティライゼーションで対処したお話。

 12こ目の事例。娘のロクサンナが小さい頃の話。泣きながら家に駆け込んだが、膝を擦りむいていたがたいした怪我ではない。要は、母親が子どもに、いたいのいたいのとんでけーと行ったような話。

 13こ目の事例。交通事故にあった7歳のロバートの話。悪夢を見る。エリクソンはこの悪夢を利用してぐっすり眠れるようにユーティライゼーションを使う。



1月23日の進捗、184ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 6.9%) 

Volume 1  : The Nature of Hypnosis and Suggestion


Further Clinical Techniques of Hypnosis: Utilization Techniques Milton H. Erickson Reprinted with permission from The American Journal of Clinical Hypnosis, July 1959, 2, 3-21. 



(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


記事の内容の正誤について、執筆者は一切保証いたしません。また、本書の内容、エクソサイズなどを実行した結果被った被害などについて著者は一切責任を負わないこととします。本ニュースレターの内容は、以下クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに従うものとします。但し、引用元の著作権は引用元に所属します。ご意見、ご感想は次へ tritune'`@''gmail.com
https://www.facebook.com/Okirakusoken-236949276723679

――

0 件のコメント:

コメントを投稿