2017年8月15日火曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 227日目


                                                                                                                            
 
  エリクソンが信頼していたのは、「無意識」ではなく「無意識の機能」。

  原著を読むと随分ニュアンスが違うなぁ(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 227日目について書いておきたい。 
 
催眠の現実

 「Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion(1976)」著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ+シーラ・ロッシ。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotic Realities : 催眠の現実」だ。個人的には英語で何度か読んでいる。また、書店でぱらぱらとしか確認していないが邦訳が出ている。

 そのため、ここの部分の読み方についてはルール変更して興味深いと思ったメモだけ記載しておくことにしたい。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。


・Source of Psychological Confusion 
・Therapist Voice Evoking Personal Associations 
・Utilizing Inner Realities in Spontaneous Trance: The Common Everyday Trance 
・Minimal Cues and Unconscious Perception, Not ESP
・Utilizing Unconscious Cues and Perception 
・Trusting Unconscious Functioning: Trance as a Natural Form of Unconscious Functioning 
・Pantomime and Nonverbal Communications to Reach Simpler Levels of Behavior

 
随考
 
    今日のところは案外面白い。

 催眠やトランス状態という話をし始めると必ず湧いて出て来るのが催眠は超能力だぁという輩(笑)。Wikipedia の超感覚的知覚というところに書いてある、「五感や論理的な類推などの通常でありきたりの手段を用いずに、外界に関する情報を得る能力」というところで考える人達だ。

 ロッシがエリクソンに尋ねる「催眠ってESPなの?」。

 エリクソン曰く「ちがう」。

 要は、催眠下での無意識の働きは「五感や論理的な類推など通常でありきたりの手段を用いて、外界に関する情報を得る能力」ということだ。ただし、無意識は帰納、演繹以外にアブダクションでも動くということだ。アブダクションをうまく使うためには、メタファーを活用する必要がある。 The American Society of Clinical Hypnosis のサイトに「Men Are Grass: Bateson, Erickson, Utilization and Metaphor」という論文を読むと、この理屈が分かってくる。不思議系にいくと何もエリクソンの本質は学べない。
 
8月15日の進捗、1792ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 67.7%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY


Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion by Milton H. Erickson, Ernest L. Rossi & Sheila I. Rossi With a Foreword by Andre M. Weitzenhoffer



お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


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