2017年8月19日土曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 231日目


                                                                                                                            
 
        エリクソンは基本、間接暗示。

  だから論文を読んでいても、コトバが意識をすり抜けるし、
 
  他の催眠の本と違って気色悪く感じるところがほとんどないなぁ(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 231日目について書いておきたい。 
 
催眠の現実

 「Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion(1976)」著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ+シーラ・ロッシ。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotic Realities : 催眠の現実」だ。個人的には英語で何度か読んでいる。また、書店でぱらぱらとしか確認していないが邦訳が出ている。

 そのため、ここの部分の読み方についてはルール変更して興味深いと思ったメモだけ記載しておくことにしたい。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。

・Trance as an Atemporal Theater: Active Imagination and Psychosynthesis 
・Reading Minimal Body Movements in Trance: Eye Movements in Trance 
・Amnesia: Protecting Trance Learning from Consciousness
・Facilitating Potentialities: Not Knowing and Open-Ended Suggestions for Infinite 
・Learning: Anesthesia and Body Healing 
・Criteria for Trance Termination 
・Amnesia by Distraction 
・INFINITE POSSIBILITIES OF CREATIVITY, HEALING, AND LEARNING

 
随考
 
  エリクソンの論文を読んでいて思うことは、エリクソンの示唆というか暗示は、一見日常的な出来事を日常会話として話しているだけで抵抗なくすんなり読めてしまう、ということだ。逆にいうと、人を感動させようと意図しているわけでもないし人生訓のようなものをたれているわけではない。また、クライアントの理解できない難しい概念について話しているわけでもない。宗教がかった話やスピリチュアルな話をしているわけでもない。

 ポイントはやはりトゥルーイズムに加えたちょっとした示唆ということになる。トゥルーイズムは事実や否定の難しい可能性の話だ。

 また、エリクソンの表現は間接的だ。これはある意味、間接的で意識に登らなければ抵抗のしようもないというわけだ。

 ただ、エリクソンの示唆を聞いたクライアントは自分で、現状は?理想は?理想までどうたどり着く?のようなことを自然と考え始めるようになる。自律的に理想をイメージして臨場感を高めて(かつ、メタ認知)するように促しているだけだから、何かを操るというようなこととも無縁ということになる。

 その意味ではなかなか興味深い方法ということだ。
 
8月19日の進捗、1,824ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 68.9%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY


Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion by Milton H. Erickson, Ernest L. Rossi & Sheila I. Rossi With a Foreword by Andre M. Weitzenhoffer



お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


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