2017年8月29日火曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 241日目


                                                                                                              コミュニケーションは多水準だから、

  ややこしくもあり、面白くもある(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 241日目について書いておきたい。 
 
催眠療法の調査事例

 「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」、著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ。フォワードは「私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー」でおなじみのシドニー・ローゼン。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotherapy An Exploratory Casebook(1979)」だ。ロッシとの共著となる第二弾。ここで特にテーマとなっているのは臨床催眠における「利用(Utilization)アプローチ」ということになる。米国での出版から40年弱の時を経て近々邦訳が出るようだから、興味のある方はそちらを読んで見るとよいだろう。個人的には過去何回が読んでいるが、何度読んでもよい著作だ。

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 今日は以下の内容。

12. Multiple Levels of Meaning and Communication: The
Evolution of Consciousness in Jokes, Puns, Metaphor, and
Symbol.

Exercises

CHAPTER 3
The Utilization Approach: Trance Induction and Suggestion
1. Accepting and Utilizing the Patients' Manifest Behavior

 
随考
 
     コミュニケーションというのは複雑だ。ちょっとした冗談を言っても、その冗談の内容を以外にも、なぜこの場面でこの人はこんな冗談を言うのだろうか?と言うようなメタ・メッセージを伝えることになるからだ。その意味コミュニケーションはいつでも、相手(自身に対しても)多水準のメッセージをやり取りしているのは確かだ。

 もちろん、これは単純に善悪の問題で語れるようなものでもない。むしろ、エリクソンはこの多水準のメッセージを利用しているところがある。その意味、冗談、洒落・・・あるいはメタファーなどその内容以上の色々なものを伝えている構図になっている。

 もちろん、エリクソンの催眠、あるいはトランス誘導もこのように多水準のメッセージを含むコミュニケーションの中で行われていることになる。だから、誘導が自然だ。

 本書にもいくつか演習がついているが、このようなメッセージが多水準であることを少しだけ意識して行ってみるのもよいのだろう。
 
8月29日の進捗、1,904ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 71.9%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY

Hypnotherapy An Exploratory Casebook by 
Milton H. Erickson and Ernest L. RossiWith a Foreword by Sidney Rosen


お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


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