2017年8月7日月曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 219日目


                                                                                                                            
 
  コミュニケーションの5つ公理の一つである、

  「人はコミュニケーションしないでいるわけにはいかない」のパロディーで、

  「人は学習しないわけにはいかない」というのを思いついた(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 219日目について書いておきたい。 
 
催眠の現実

 「Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion(1976)」著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ+シーラ・ロッシ。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotic Realities : 催眠の現実」だ。個人的には英語で何度か読んでいる。また、書店でぱらぱらとしか確認していないが邦訳が出ている。

 そのため、ここの部分の読み方についてはルール変更して興味深いと思ったメモだけ記載しておくことにしたい。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。

・Exercises in Confusion and Restructuring
・THERAPEUTIC TRANCE AS A STATE OF ACTIVE UNCONSCIOUS LEARNING

FIVE
・Trance Learning By Association
・A Successful Practice Induction
・Hypnotic Tautology
・Implication and Indirect Suggestion
・Indirect Instruction
・Erickson Induction by Recapitulation
・"Losing Abilities" Rather than Direct Commands
・Suggestions as Inevitable Behavior
・Unconscious Knowledge
・Hypersuggestibility as an Artifact
・The Implied Directive

 
随考

 ―― 先入観のない学び――
 
 今日の部分から学ぶのは、エリクソンが先入観のない学びを重視したということだろう。通常、人は認知バイアスがあり、またよい意味で意識的にクリティカルに物事を見ている。ただし、これが邪魔をして子供のように先入観のない学びを阻害しているところがある。

 エリクソンの場合は、このような先入観を抑えた状態で物事が観察できるようにクライアントがトランス状態になることを支援しているようなところがある。こうすることで無意識が勝手に学ぶことのできる状態になるという具合だ。

 今日の範囲からの引用を読んで見る。


Erickson continually emphasizes learning without awareness. In this induction section, for example, he says to Drs. H and S, "You are developing your own psychological techniques of psychotherapy without knowing that you are developing them." He clearly believes that such learning can take place more effectively and creatively in an altered state, when many of the usual biases and preconceptions of the patient's conscious frame of reference are not active. Therapeutic trance is thus a condition wherein the usual biases and distractions of consciousness are minimized, so that new learning can take place most efficiently. 

エリクソンは、意識にあがることのない学習を強調し続けています。この導入部分として、例えば、エリクソンは、HとSの両博士に対して「あなたたちは、それが発展させられていることに気づくことなく、あなたたち独自の心理療法の心理学的技法を発展させています」と言っている。エリクソンはこのような学習が変性意識の状態において、より効率的かつ創造的に起こり得ることを信じていました、つまり患者の通常のバイアスや知覚といった意識の枠組みが活性化されていない時です。治療的なトランスの状態は、通常のバイアスや意識による妨害が最小限になっている時で、新しい学びがもっとも効率的に起こり得ます。

 
 Youtubeに関連の動画がアップロードされている。テーマは、無意識の学びということになる。


8月7日の進捗、1728ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 65.2%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY


Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion by Milton H. Erickson, Ernest L. Rossi & Sheila I. Rossi With a Foreword by Andre M. Weitzenhoffer



お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


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