2017年8月11日金曜日

ミルトン・エリクソン論文全集を読む 223日目


                                                                                                                            
 
  大海原を航海するとき、

  おおまかでも海図はあったほうがよいなぁ(笑)。

   <ひとりごと>




はじめに

 備忘録として、



 お正月から、ミルトン・エリクソンの論文全集『The Collected Papers Milton H. Erickson』[1] を読んでいる。読み方のルールはここで書いた。

 223日目について書いておきたい。 
 
催眠の現実

 「Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion(1976)」著者はミルトン・エリクソンとアーネスト・ロッシ+シーラ・ロッシ。

    ミルトン・エリクソン論文全集の第四巻を読んでいる。そこに含まれていて、今回からの範囲に収録されているのは、「Hypnotic Realities : 催眠の現実」だ。個人的には英語で何度か読んでいる。また、書店でぱらぱらとしか確認していないが邦訳が出ている。

 そのため、ここの部分の読み方についてはルール変更して興味深いと思ったメモだけ記載しておくことにしたい。

・・・・・・・・・・・
 今日は以下の内容。

・Exercises with Questions for Analysis
・QUESTIONS FOR INDIRECT TRANCE INDUCTION
・THE FRAGMENTARY DEVELOPMENT OF TRANCE
・Exercises Utilizing Questions as Suggestions
・DEPOTENTIATING CONSCIOUS MENTAL SETS: CONFUSION, MENTAL FLUX, AND CREATIVITY
・Not Knowing, Not Doing
・Losing Abilities
・The Negative
・The Negative for Reverse Suggestion
・Doubt
・Contradictions
・Apposition of Opposites
・Exercises with the Apposition of Opposites

 
随考
 
    論文全集を読んでいて、まったく違和感を感じなくなっている。学習というより、学習したことの復習という感じになっている。その意味、工夫しないと、驚きを伴った学習は日々少なくなっていくのかもしれない。「初心忘れるべからず」というのがある。精神論は柄ではないのだが、日々新しい学びのために少し工夫をする時期に来ているのだろう。

 また、エリクソンからの学びについて、散発的に「部分のつまみ食い」でパラパラ学ぶのもよいのかもしれないが、やはり全体の中で今日はどの部分を学んでいるのか?の海図は必要だろう。その意味、その一つとなるのはミルトン・H・エリクソン財団から出されているガイドラインということになるだろう。大きな海の中で今日はどこを航海しているのか?を知る意味では参考になるように思う。もう一つはヤプコの比較表が活用できる。これからすると、エリクソンの技法が表の真ん中の標準的な臨床催眠のアプローチと比較してどのように異なるのか?を認識していくのかよいのだろう。個人的には、古典催眠とエリクソンを比較するのはセンスが悪い、と考えている。

   さて。本業のコンサルティングのほうで大型の案件の受注も決まったので、日々新しいことを実体験を通してどのように学ぶのか、あるいは本業でエリクソンからの学びをクライアントの変化を支援するためのコミュニケーションやチェンジ・マネジメントでどのように活用できるのかについて真価が問われるところだ。地道に実践あるのみではあるのだが・・・。

     さて、少し細かい話を。エリクソンの言語で巧みなところは「否定形(Negation)」の使い方だ。ここでも、エリクソンは、(メタ・メッセージの違いで)同じ No でも16種類の違いを伝えられたということが書かれている。

 一般的に、コーチングなどでは、目標は肯定的に表現する、というところが曲解されて「否定形」は使ってはいけないようなことが言われているがこれはまったくの誤解だ。

 日本語でも同じだが「否定形」をうまく使うことで含みを持たせた話ができるのは同じだ。また、クライアントから抵抗を受けることなくメッセージを伝えることができる。

8月11日の進捗、1760ページまで(全体 2,648ページ、進捗率 66.5%)


Volume IV
INOVATIVE HYPNOTHRAPY


Hypnotic Realities The Induction of Clinical Hypnosis and Forms of Indirect Suggestion by Milton H. Erickson, Ernest L. Rossi & Sheila I. Rossi With a Foreword by Andre M. Weitzenhoffer



お知らせ:

ミルトン・エリクソンの本質を突き詰めたから分かったことがあります。

 組織のパラドクスを解消し、組織の認識、行動の変化を支援する、
「変化・創発ファシリテーション」のオンデマンド、オンサイト講座を開始いたします。

詳細は、こちらから。


(つづく)

文献
[1]http://ori-japan.blogspot.jp/2017/01/collected-papers.html


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